屋根が小さいので簡単に考えてた茅葺屋根解体。
茅の量が半端ない。一屋根に横にコンパネをはめた三トントラックで10台以上もありました。産廃代がかさむ~。
しかも、クレーン使って4人で4日もかかってしまった。半分ボランティアの気持ちもありましたが・・・・トほほ。
しかしながら、とても良い勉強をさせていただきました。 でも、工事途中で思い出したのですが、10年ほど前、茅葺屋根を撤去したときに親父が同じ計算違いをぼやいてたのを思いだしまして、なんとも情けない同じ過ちをしてしまいました。
ところが、一生懸命やってれば、見てくれてるもので、家主様が我々の頑張りに感銘を受け、色を付けて払ってくれました。
工事前から終了まで、いろいろ気を使っていただいたにも関わらず、本当に良い方でした。心より感謝申し上げます。
瓦葺き替え時に雨樋も替えると セットでお安く、見栄えも大変よろしいのですが、まだまだ替える必要のない雨樋に関しては、塗装をされるとこれまたばっちり美しゅうございます。樋を替えると40万ほどする家が10万ちょっとで塗装完了!!
川口瓦工業所は屋根塗装・壁塗装などを安く提案し地域に貢献しております。
国土交通省が推進する屋根工事「ガイドライン工法」施工店へご依頼ください。
お寺の納骨堂の葺き替え。 下地がコンクリートでしたの大変苦労しました。
瓦は淡路いぶし瓦です。お寺といぶし瓦の組み合わせは日本古来の趣がありまして、非常に素敵で渋いですね。
ラフタークレーンを2台所有しております。狭い木戸口でも2トントラックが入るところであれば問題なしです!!
大棟の施工!!
意外と知られていない屋根修理に下地材の取替え工事があります。
雨水の浸入や天井裏の結露など不特定な原因かもしれませんが左の写真のように劣化する場合があります。こんな屋根工事の時には最新素材の下地材と最初に付いていた桟木よりぶ厚い桟木をお勧めします。工事が終われば見えないし気にならない部分ですが、川口瓦工業所では材料の性能を吟味した物だけを使用しています。
島根県で製造されている川口瓦工業所で取り扱っている瓦の中では一番高価な石州陶器瓦で屋根全体をリフォームしました。
石州陶器瓦は粘土を乾燥させた素材に釉薬を掛け1200度以上の高温で焼き締る事で寒暖の差に強く高強度を持った製品になっています。また艶やかな釉薬は葺き上げた屋根をより一層、雅な雰囲気を住まいに与えます。
降り棟は社寺仏閣並みに住宅の威厳を引き出す重要なものです。
瓦工事の中では一番、瓦の枚数を使うので価格が高くなりますが施主様は皆さん屋根を見てその重厚間に惚れ惚れされます。
屋根の上から桁上まで流れる降り棟の総重量けっこうありますので、川口瓦瓦工業所では降り棟の中に「棟芯ベース」と「鉄筋」を組み、セメントを詰め込むことで鉄筋モルタルの強力な施工をしております。
時折注文していただく「瓦止め金具」施工は強力の一言に尽きます、瓦を釘と金具で上下を固定しますのでこれ以上強力な施工は無いでしょう。
瓦の中にはこの金具を使わなくても瓦同士を組み合わせることで同等以上の固定力を持つ瓦がありますので通常はその瓦をお勧めしています。
雨水は瓦の表面を伝って流れていきますが、台風の多い九州においては時として雨が強力な風で押し戻され瓦の隙間から浸入することがあります、そんな時の保険が高級下地材です。
優れた下地材は耐用年数も高く雨水をスムーズに軒先へ導きます。
注意
時々、見る屋根の中に瓦の四方にシリコンを塗り瓦を固定し水の浸入を防ぐ工事をされている施主様が見受けられますが、瓦の大事な機能の一つに保温と断熱効果があります、先人の知恵から作られた瓦は、自然に瓦の隙間から空気を呼吸させて湿気を外に逃がす機能が備わっています。
そのお陰で夏は涼しく冬は暖かい住みよいと言われています。